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IHOの登場は、社会に大きなインパクトを与えるだろう。特に日本においてはそうだ。江戸時代の武家社会が「お家(藩)のためなら」とがんばり、明治維新後は「お国のためなら」とがんばり、終戦後は「カイシャのためなら」とがんばってきた日本人は、集団行動主義だ。集団にぞくしていなければ何もできない、そんな時代が長々と今まで続いた。しかし、情報通信技術がそれを変えた。個人でも大企業と渡り合っていける時代が到来したのである。これから多くの人がIHOになっていくだろう。それは、産業革命に続く第二の革命「情報革命」がもたらしたことなのである。産業革命は、それまで家内制手工業で、家で仕事をしていた人たちを工場へと連れだした。情報革命は逆に、工場から人々を家庭に帰すのである。
もちろん、今のような会社も存在していくだろうし、どうしても毎日出勤しなくてはいけない職種もある。しかし、たいていの場合では家で仕事を済ませることが多くなって行くはずだ。そして、会社に所属しない個人事業者が急増するであろう。
そうなると「生き方」も大きく変わっていく。高学歴を経て大企業に就職するよりもIHOになったほうが儲かる時代なのだ。現にアメリカでは優秀な生徒は自分でベンチャー企業を作り、そうでないものが企業に就職していく。今まで日本人が目指すべきだと思っていた生き方、高校に行き、大学に行き、大きな会社に入り、出世し・・、というのは音を立てて崩れるのだ。さまざまな生き方が出てくる。自分でどのようにいきるかを考え、自分でどのような仕事をするかを考える時代なのだ。考えてみると当たり前のような気がするが、それが当たり前ではなかったのである。やっと普通に戻ったのだ。