"作品","時代","分野","著者・編者","内容" "古事記","大和・奈良","神話・歴史","太安万侶","現存する日本最古の書物。稗田阿礼が暗誦していた神話・歴史などを太安万侶がまとめたもの" "万葉集","大和・奈良","歌集","大伴家持ら","現存する日本最古の歌集。約4500首の歌を集め、歌人は額田王・柿本人麻呂ほか。三大歌集の一つ。" "竹取物語","平安","物語","作者不明","日本文学最古のかな書きの物語文学。かぐや姫の物語。「物語のいできはじめの祖」といわれている作品。" "伊勢物語","平安","歌物語","作者不明","「昔男ありけり」で各段が始まる。在原業平の一代を中心にして物語っている。" "土佐日記","平安","日記","紀貫之","わが国最初の日記文学。土佐から京都に帰るまでの旅日記。男性が初めてかな書きした。" "古今和歌集","平安","歌集","紀貫之ら","わが国最初の勅撰和歌集。優雅で理知的な作品約1100首が集められている。三大歌集の一つ。" "枕草子","平安","随筆","清少納言","随筆文学最初の作品。宮廷生活を背景にした作品。「をかしの文学」と言われている。三大随筆の一つ。" "源氏物語","平安","物語","紫式部","光源氏を中心とした物語。五十四帖から成り、すぐれた心理描写で「もののあはれ」を追求する。" "今昔物語","平安","説話集","編者不明","日本最大の説話集。インド・日本・中国の千余編を集め、各説話が「今は昔」ではじまる。" "新古今和歌集","鎌倉・室町","歌集","藤原定家ら","宮廷の人々の作品を中心に約2000首。歌風は幽玄で象徴的。歌人は西行法師ら。三大歌集の一つ。" "方丈記","鎌倉・室町","随筆","鴨長明","乱世における人生のはかなさと、世俗を捨てた生活の安らかさを和漢混交文で描く。三大随筆の一つ。" "平家物語","鎌倉・室町","軍記物語","作者不明","平氏の全盛から滅亡までが、和漢混交文の力強い文章で書かれ、琵琶法師によって語られた物語。" "徒然草","鎌倉・室町","随筆","兼好法師","仏教や儒教の学識に基づいて、自然や社会の見聞など243段で書かれている。三大随筆の一つ。" "日本永代蔵","江戸","浮世草子","井原西鶴","町人が勤勉・節約・才覚によって立身出世する話を集めた風俗小説。" "奥の細道","江戸","紀行文","松尾芭蕉","江戸から東北、北陸を経て大垣に至る150日間の旅行記。俳諧を芸術の域まで高める。" "たけくらべ","明治","小説","樋口一葉","東京下町の少年少女の淡い恋を描いた作品で、生活苦の作者が駄菓子屋を開いた時の事を題材にしている。" "若菜集","明治","詩集","島崎藤村","日本近代詩のさきがけといわれる新体詩集。青春の情感をうたいあげた。ほかに小説「夜明け前」などがある。" "みだれ髪","明治","歌集","与謝野晶子","青春の情熱を新鮮な感覚で自由奔放に表現している。恋愛賛美の歌集で、新しい浪漫歌風を開いた。" "坊っちゃん","明治","小説","夏目漱石","単純、直情な主人公を中心に庶民的正義感が描かれている。ほかに「我輩は猫である」「草枕」「門」など。" "一握の砂","明治","歌集","石川啄木","三行分かち書きの新形式で、故郷への思いや生活の苦しみを率直に歌っている。" "高瀬舟","大正","小説","森鴎外","弟殺しの話を通し、欲望と安楽死を扱った歴史小説。ほかに「山椒大夫」「阿部一族」「舞姫」などがある。" "羅生門","大正","小説","芥川龍之介","「今昔物語」を題材に、人間心理の近代的解釈を試みた小説。ほかに「鼻」「トロッコ」「蜘蛛の糸」がある。" "暗夜行路","大正","小説","志賀直哉","東洋的な大自然から得た調和的人間観が書かれている。作者唯一の長編。ほかに「城の崎にて」などがある。" "伊豆の踊子","昭和","小説","川端康成","高等学校の生徒であった「私」が、伊豆の旅に出て一人の踊子にほのかな愛を感じる物語。" "路傍の石","昭和","小説","山本有三","恵まれない家庭で、精いっぱい生きる吾一少年の姿を書いた小説。" "夕鶴","昭和","戯曲","木下順二","民話「鶴女房」をもとにして書かれた戦後戯曲の名作。ほかに「彦市ばなし」「三年寝太郎」などがある。"