関数を使った計算
プログラミング言語にはたいてい「関数」という機能があります。関数とは、ある値を与えると、何か計算をして別の値を返してくれる処理のことです。この関数を使えば、単純な演算だけではなくさまざまな計算が出来ます。たとえばルート(平方根)を求めてみましょう。ルートを求めるにはSqrという名前の関数を使います。使い方は簡単です。
MsgBox Sqr(2)
この例では2の平方根を求めて表示しています。1.4142135623731 と表示されたと思います。このように関数を使う場合には
関数名(データ)
のように書きます。
この例では、2というデータをsqrtという関数に与えたところ、1.4142135623731という計算結果を得たわけです。このように関数には何か値を与えると、それを元に一定の処理をした結果を得ることが出来ます。
そのほかの例として、小数点以下切り捨てをしてみます。1.5を小数点以下切り捨てしてみましょう。Intという関数を使います。
MsgBox Int(1.5)
1.5の小数点以下切り捨てですから1と表示されます。
関数に与えるデータは一つだけとは限りません。Roundという四捨五入を計算する関数では、二つの値を与えることが出来ます。最初の値は四捨五入する値、二番目の値は桁数(小数点以下何桁で四捨五入するか)を指定します。
MsgBox Round( 1.53 , 1 )
このように二つの値を与える場合にはカンマ(,)で区切って渡します。この例の場合、四捨五入の対象になるのは1.53という値、そして小数点以下1桁で四捨五入をせよ、といことになります。答えは1.5になります。
問題3-4
100の平方根を求めよう。
問題3-5
3.856を小数点以下2桁で四捨五入して表示しよう。