増分を変えてみる
カウンタ変数は通常一回の繰り返しごとに 1 ずつ増えていきます。しかし、この増やす値=増分を1以外の値に変えることも可能です。その場合、最終値の後にstepをつけて指定します。for i=1 to 10 step 2 MsgBox "こんにちは" next
このプログラムではカウンタ変数の初期値は1、最終値は10ですが、増分が2です。そのため、カウンタ変数 i は2ずつ増えていくことになり、5回「こんにちは」が表示されることになります。
☆for文の書き方2 for カウンタ変数=初期値 to 最終値 step 増分 繰り返す命令 next
今まで書いてきたようにstepを書かないときには増分は常に1です。
以下のように書くと、1,3,5,7,9 と順に表示されます。
for i=1 to 10 step 2 MsgBox i next
stepはマイナスの数を指定することも可能です。その場合、カウンタ変数の数は減っていきますので、初期値に最終値よりも大きな数を指定しなければなりません。
for i=10 to 1 step -2 MsgBox i next
この場合、最初にiは10が入っているので、画面に10が出ます。そして、増分は-2ですので、カウンタ変数は2減って8になります。画面には8が表示されます。以降、順に 6,4,2 と表示されます。その次は0です。最終値より小さくなりますので繰り返しは終了です。
問題7-5
for文を使って、画面に3,2,1,の順に表示してみよう。