VBSプログラミング最初の一歩 VBScript

文字列とfor文

for文を使って文字列を編集してみましょう。
たとえば、画面に「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10」と一度に出してみます。
普通にやれば、

MsgBox "1 2 3 4 5 6 7 8 9 10"

とやればいいわけですが、そうではなくfor文を使って「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10」という文字列を作り、それを画面に出します。

str = ""
for i=1 to 10
	str = str & i & " "
next
MsgBox str

まず変数strに""を代入しています。 文字列は""で囲みます。だから単に "" と書いたときには空の文字列を表します。そして、その空の文字列にfor文の中で連結作業を行っていきます。

その連結作業は

str = str & i & " "

の部分です。この右辺側では str と i と " "を連結しています。



strは最初は空です。iには最初は1が入っています。" "は一個の空白です。ですから「1 」という文字列が出来ます。これはstrに代入されます。

二回目の繰り返しでは、strは「1 」です。そしてiは2です。ですから「1 2 」という文字列が出来ます。

これを繰り返していくと「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 」という文字列が出来るわけです。



問題7-7
この例題では10の後にも空白が付加される。この空白は本来いらないものであるので、10のときには空白を付加しないように修正してみよう。