文字列とfor文
for文を使って文字列を編集してみましょう。たとえば、画面に「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10」と一度に出してみます。
普通にやれば、
MsgBox "1 2 3 4 5 6 7 8 9 10"
とやればいいわけですが、そうではなくfor文を使って「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10」という文字列を作り、それを画面に出します。
str = "" for i=1 to 10 str = str & i & " " next MsgBox str
まず変数strに""を代入しています。 文字列は""で囲みます。だから単に "" と書いたときには空の文字列を表します。そして、その空の文字列にfor文の中で連結作業を行っていきます。
その連結作業は
str = str & i & " "
の部分です。この右辺側では str と i と " "を連結しています。

strは最初は空です。iには最初は1が入っています。" "は一個の空白です。ですから「1 」という文字列が出来ます。これはstrに代入されます。
二回目の繰り返しでは、strは「1 」です。そしてiは2です。ですから「1 2 」という文字列が出来ます。
これを繰り返していくと「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 」という文字列が出来るわけです。

問題7-7
この例題では10の後にも空白が付加される。この空白は本来いらないものであるので、10のときには空白を付加しないように修正してみよう。