VBSプログラミング最初の一歩 VBScript

サブルーチンとは?

プログラムは量が多くなってくると非常に長くなってきます。そうなると全体の流れを把握するのが非常に難しくなっていきます。そのようなときにはプログラムを分割することで全体の流れを把握しやすくします。その分割した部分のことをサブルーチンと呼びます。




サブルーチンは、プログラムの一部を切り出して、何度も呼び出せるようにしたものです。サブルーチンに名前を付けて、呼び出すことによって、そのサブルーチンを実行します。ひとまとまりの処理をサブルーチンにしておけば、プログラム全体の見通しが非常に良くなります。

たとえば、入力-計算-表示 という3つの処理をするプログラムがあったとします。それぞれの処理にかなりのコード量がある場合、ちょっとプログラムを見た程度では、全体としてどういう流れのプログラムなのかが非常にわかりにくくなります。そこで入力、計算、表示それぞれをサブルーチンとして、それを呼び出すような形に変更します。するとサブルーチン呼び出しの部分を見れば全体の流れがわかるわけです。

また、サブルーチンを使うと何度も同じプログラムを書かなくても良い、というメリットがあります。たとえば、複雑な計算を何カ所でも行わなければならない場合、その計算をサブルーチンにまとめておけば、それを呼び出すだけですむわけです。全体のコード量も減りますし、見通しも良くなります。

このようにサブルーチンは大規模なプログラムを作るときにはなくてはならないものです。
逆に非常に小規模なプログラムの場合、サブルーチンは特に使わなくても良いでしょう。アル程度大きくなったらプログラムの分割=サブルーチンの使用を考えるべきです。