[Dicreのホームページシェアウェアアイデアツリーサポート ]

アイデアツリー活用事例集

(法律)判例・論点データベース


この活用事例は わいわい様よりご紹介いただきました。ありがとうございます。

活用法紹介:

私は,IdeaTreeを個人的な判例・論点データベースとして活用しています。

法を学ぶ者や法律実務家にとって,判例(特に最高裁)の知識・理解を日々アッ プデートすることは習慣化すべき作業の1つ。判例それ自体はもちろん,判例の 評価・射程,関連論点,残された問題等の情報をまとめた個人的なデータベース は何物にも代えがたい財産。判例に賛成するにせよ,反対するにせよ,判例のな い分野に応用するにせよ,「すべての議論の出発点は判例」というのがこの世界。

現在ではかなり網羅的な判例データベースが複数提供されており,事件処理の検 討にあたって,それらを利用することはもちろん欠かせない。しかし,このよう な網羅的なデータベースも,上述のような有機的理解を参照可能な形にまとめた 個人的データベースの代わりには到底なりえない。もちろん,法律に限らず,お そらくすべての知的生産にいえることなのでしょうけど。

私は,受験勉強として,判例百選や重要判例といった基本判例集(いずれも有斐 閣)を元に,各論点毎に,事案・判断・射程・残された問題・関連判例といった 下位ツリーを持ったデータベースを作成していました。受験勉強でも日々の勉強, 直前期の詰め込みにこの資料が大活躍したことは言うまでもなく,これを日々ア ップデートする形で現在も活用しています。

いわゆる京大式カードで同じことを行っている年配の方を知っていますが,作成 に要する労力・時間,作成したデータの流用の容易さを考えると,IdeaTreeの方 が合理的だと思います。ちなみに,私は,論点名のツリーの階層で改ページする 設定にし,B4用紙に4頁を割り付けて印刷したあと,切断して,携帯しやすいB6 サイズのカードにしています。IdeaTreeの印刷機能を上手く使えば,紙媒体の良 さも十分利用可能ですね。

IdeaTreeは,法律の分野では,要件事実論に基づくブロックダイアグラムの作成 にも利用できます。分かりやすく言うと,ある法的請求が認められるか否かに関 わる事実関係を「主張→反論(1)→再反論(1)・・・」の形に振り分けたフ ローチャートなのですが,IdeaTreeのチャート表示(縦長)で,簡易ブロックダ イアグラムとして利用可能ですね。他人に見せるものは表計算ソフトや,マイン ドマップ系のソフトで作成しますが,自分用としてはIdeaTreeで十分です。十分 というより,テキストベースで作成しても,ツリー表示やチャート表示で,フ ローチャートも意識できるから,あえてフローチャートとして作成する意味が感 じられない。

法律の分野に限らず,日記,読書メモ,各種覚書,ToDoリストなどここで紹介さ れている多くの方法で利用しています。カラオケ・レパートリー覚書なんかも。 仕事上,特定のファイル形式が要求される場合を除き,ほとんど全ての文書・書 類・覚書作成に利用しているというのが正直なところです。

私は,一本のシャーペンを,小学校3年生からずっと愛用しています。IdeaTree は,それと並んで,すっかり手に馴染んでしまって手放せない「文房具」です。


アイデアツリー活用事例集のページへ戻る

IdeaTreeのホームページへ

Copyright(C) Dicre Ltd.