VBSプログラミング最初の一歩 VBScript

括弧を使った演算

以下の演算を見てください。答えは何と表示されるでしょうか?

MsgBox 1+2*3

9ではないですね。答えは7です。なぜかというと、小学校で習ったとおり、足し算よりもかけ算を先に計算するからです。

このようにかけ算や割り算は足し算や引き算よりも先に計算します。このような演算の順番のことを「演算子の優先順位」と言います。*や/は演算子の優先順位が+や-よりも高いわけです。

しかし、時には優先順位を変えて計算したいこともあります。例えば台形の面積の計算です。台形の面積を求める公式は

(上底+下底)×高さ÷2

でした。このように足し算を先にやるには数式では括弧(かっこ)を用います。数式と同じようにプログラミング言語内でも括弧を使った演算を使うことが出来ます。上底が10、下底が6、高さが4の場合には以下のように数式を書けます。

MsgBox (10+6)*4/2

括弧は何重に囲んでもかまいません。その場合、全ての括弧に()の記号を使います。例えば以下のようにです。

MsgBox ((10+6*2)+3)/2

問題3-2
800円の商品と500円の商品を買ったら消費税込みの金額はいくらになるか表示しよう。