VBSプログラミング最初の一歩 VBScript

変数とは

今まではデータをそのままプログラム中に書いていました。プログラミング言語では、そのようなデータを変数というものに格納し、使うことが出来ます。

変数というのは、データを入れる箱と考えるといいでしょう。一つの変数には、一つのデータを入れることが出来ます。VBScriptでは変数には、数値や文字を入れることが出来ます。



変数には名前を付けなければなりません。変数名は何でもいいのですが英数字(半角)でつける必要があります。また、先頭の文字がアルファベットであること、255文字以内であること、などの決まりがあります。変数名は1文字でもいいのでaでもbでもいいのですが、わかりやすい名前を付けた方がいいでしょう。

例えば、数を入れる変数名を kazu と名付けたとしましょう。kazuにデータ、例えば10という数値を入れるとします。この場合、このように書きます。

kazu = 10

まず変数名を書いて、次に = を書き、そしてデータを書くわけです。このように書くと、10というデータがkazuという変数に入れられるわけです。



でも、kazuという変数にデータを入れてもそれをどのように利用すればいいのでしょうか?

例えば、kazuに入っている値を画面に表示したいとしましょう。その場合、以下のように書けばOKです。

MsgBox kazu

このように書くと、画面には変数kazuの中身が表示されるわけです。

では、ここで問題。このプログラムでは画面になんと表示されるでしょう?

kazu = 10
MsgBox "kazu"

このプログラムでは、画面には 10 ではなくて「kazu」という文字が表示されます。なぜなら kazu のところが "kazu" というように""で囲まれているからです。

このように""で囲まれていると文字列となってしまい、そこに書いた文字がそのまま画面に出ますが、""で囲まないで文字列を書くとそれは変数となり、その変数に入っているデータの内容が画面に表示されることになります。

問題4-1
変数 tuki に今日の日(9/5なら5)を代入して表示してみよう。