RangeとCells

セルの操作を行う際に、Range以外にCellsを使うことが出来ます。

Cells(行,列)

例えば、

Range("C1").Value = 10

はCellsでは以下のようになります。

Cells(1,3).Value = 10

Rangeと行列の順番が逆になるので注意して下さい。
CellsはRangeと同じように使うことが出来ます。

CellsとRangeの使い分け

Rangeは特定のセルの場所を操作するときに便利です。なぜなら人間は「A3」などアルファベットと数字でセルの場所を意識することが多いからです。

Cellsは行も列も数字で指定します。そのため、For文などで繰り返しで多数のセルを処理するときに便利です。

' A1～A10をB1～B10に移す
For row=1 to 10
	Cells(row,2).Value = Cells(row,1).Value
Next row

このようなときにはCellsを使うべきでしょう。

また、Rangeだとその名の通り「範囲」を示すことが出来ます。つまり、一カ所のセルでは無く複数のセルを指定できます。例えば、

Range("A1:A10").Value = 10

のようにすることで、A1～A10のセルの中身を全て10にできます。
Cellsは一カ所のセルのみを指定することしか出来ません。