セルの値
エクセルのVBAではセルの値を取得しそれを別のセルに代入したり、加工したりします。セルの値は以下のように表されます。
Range("A1").Value
これはA1セルの値を表します。Range("A1")がセルを表し、その値ということで、.Valueと付けます。Value以外にも例えばセルの色なら
Range("A1").Font.Colorなど、いろいろなセルのデータを扱えます。このようなセルのデータをプロパティと言います。とりあえずはセルの値として、.Valueを覚えておけばいいです。
では、A1セルに何か入力した状態で以下のように書いてみます。
Sub test() MsgBox Range("A1").Value End Subこれを実行すると、A1セルの値がメッセージボックスに表示されます。
セルの値を変える
セルの値を変えるにはどうすればよいでしょうか。これは、=を使って値を入れます。
Range("A1").Value = 10このようにするとA1セルに10が入ります。このように値を入れることを「代入」と言い、VBAでは = を使って右辺から左辺に値を入れます。
例えば、A1セルの値をB1セルにコピーしたいとします。この場合、以下のように行います。
Range("B1").Value = Range("A1").Value
代入は右から左へ行われますので、A1セルの値をB1セルにコピーしたい場合にはB1セルが左、A1セルが右に来ることに注意して下さい。