JavaScriptの紹介

JavaScriptはホームページを作るための言語「HTML」の中でちょっとしたプログラミングを行うことが出来る言語です。よく誤解されますが、JavaScriptはJavaと直接的なつながりはありません。同じC言語系統ということで、文法はやや似ている面がありますが、その程度です。全く別の言語だと思ってください。

JavaScriptの特徴はHTMLファイルの中で主に使われる、ということです。ですからホームページを作る上でいろいろと便利なことが出来るようになっています。スクリプト言語なので、ちょっとしたことが素早く簡単にできます。その分、巨大なプログラムの開発には向きませんが、JavaScript自体はC言語系統のしっかりとした文法を持っています。それでいて手軽に扱えるので、入門者が最初に学習するには向いている言語といえます。

それに加え、最近ではAJAXという技術が注目を浴びており、これはその中核にJavaScriptを使うため、この言語の人気も上昇しています。AJAXはホームページでWindowsソフトのように高度な操作性を実現する技術です。これを使うためにはJavaScriptが必要になります。

ただ、このテキストでは、JavaScript特有の機能というのはあまり用いません。あくまでプログラミング言語全般の入門となるように、プログラミングの基本を押さえながら使っていきます。これをマスターすれば、どのような言語に移行したとしてもスムーズに学習できるでしょう。基本は同じです。

なお、JavaScriptではHTML中にプログラムを書いていきますが、このテキストではHTMLについての直接的な解説は行いません。あくまでJavaScriptを学習していきますので、HTMLでいえばSCRIPTタグの中に書くことだけを解説していきます（ただし、このコースの最後ではHTMLの扱いも少し解説します）。