入力命令 prompt
これまでは、あらかじめプログラム中に書かれた数値を計算していました。例えば、かけ算のプログラムであれば、以下のように書いていました。num1 = 5; num2 = 3; alert( num1 * num2 );
しかし、これでは違う数値を計算したいときにはいちいちプログラムを書き直さなければなりません。それでは不便です。そこでプログラムを実行しているときに値を入力できるようにしてみましょう。それがprompt命令です。
num1 = prompt("値を入力してください",""); num2 = prompt("値を入力してください",""); alert( num1 * num2 );
さきほど、
num1 = 5;
と書いていたところが、
num1 = prompt("値を入力してください","");
となっています。このように書くと「値を入力してください」というウィンドウが出て入力するところが出てきます。
そこで、ここに数値を入力します。例えば、5です。そうすると入力した値がnum1に入ります。
promptには"値を入力してください"のあとにカンマで区切って "" がついています。これは何かというと、入力の初期値です。そこに“10”のように入れておくと、入力する前から10の値が入力する部分に入ります。ここでは空欄にしています。
同様にnum2にもprompt命令で入力した値が入ります。そして、num1とnum2を掛けた結果が、alertによって画面に出てくるわけです。
このようにpromptを使えば、値を入力することが出来るわけです。
問題5-1:
三角形の面積を求めるプログラムを作ろう。底辺と高さは入力できるようにする。
なお、三角形の面積は 底辺×高さ÷2で求める。
問題5-2:
値を入力し、そのルート(平方根)を求めよう。
なお、ルート(平方根)を求める関数は Math.sqrt である。