ループとは?
プログラミングをするにあたってもっとも基本的な流れとして「連続、分岐、反復」という3つの流れがあります。「連続」とは処理を順番に行っていくことです。これは一番最初にプログラミングを書いたときから行っています。つまり、一番上から一行ずつ連続して実行していく、というものです。
「分岐」とは処理を条件によって分けることです。これはif文によって行います。
そして最後に「反復」です。これは同じ命令を繰り返し何度も行うことです。これは条件分岐と並んでプログラミングの重要な処理方法です。
コンピュータが便利なところは人間が面倒くさがるようなことを自動的にやってくれるというところです。その意味でこの「繰り返し」という機能は無くてはならないものです。ごく単純なことでも「それを1000回やって」というと人間ならとても面倒で大変な仕事になりますが、プログラミングであれば「それを1000回やれ」と書くだけでコンピュータが1000回やってくれます。処理を効率的にやりたければ是非とも知っておかなければならない命令が繰り返しです。
繰り返しは「ループ」ともいいます。繰り返しを実現する命令には何種類かありますが、この本では最も使用頻度の高いfor文とwhile文を説明します。