JSプログラミング最初の一歩 JavaScript

変数の宣言

今まで変数は特に前準備もなくいきなり使ってきました。例えば、以下のような感じです。

num = 10;

しかし、本来は変数というものは使う前に「こういう名前の変数を使いますよ」ということを宣言しておかなくてはなりません。その命令が var です。varというのは配列を使うときに使った命令と同じです。これは変数を使うことをあらかじめシステムに対し宣言する命令なのです。例えば、以下のように使います。

var num;

num = 10;

上の書き方では num という変数を使います、という宣言をした後に num に10を代入しています。これは1行で書くことも出来て、以下のように書けます。

var num = 10;

このように変数の宣言と最初の値の代入を1行で行うことを初期化と言います。
配列を使うときの var も単に変数を宣言して初期化していたにすぎません。

JavaScriptでは変数を宣言しなくても使えるのですが、宣言をしておくと、どのような変数を使うかがあらかじめわかり、また次ページで述べるよな変数の有効範囲がわかりやすくなります。また、他のプログラム言語では変数は宣言しないと使えないものもあります。このような変数宣言に慣れておくようにしましょう。


問題11-1:
配列5つに値を入れ、その要素を合計して表示するプログラムを作ろう。
ただし、変数は全て宣言を行う。