JSプログラミング最初の一歩 JavaScript

関数の定義と使用

サブルーチンを作る場合、JavaScriptでは、関数(function)を定義します。サブルーチンは一般的な言葉ですが、言語によってはプロシージャと言ったり、関数と言ったりします。JavaScriptでは関数です。

まずは単純な形式の関数から学習しましょう。

例題としてSubプロシージャを使わないプログラムを作ってみます。

alert("明日は");
alert("晴れ");
alert("です");

最初に「明日は」次に「晴れ」そして最後に「です」を表示しています。実際には1行で書けるプログラムですが、ここは例として3つにわけてみました。ここで「晴れ」と表示している部分をSubプロシージャに分割してみましょう。

alert("明日は");
tenki();
alert("です");

function tenki()
{
	alert("晴れ");
}



まず、下の方に function tenki() という部分が出来ていることに気がつくでしょう。これが関数です。まずはこの部分を見てみましょう。最初に function と書かれて、その後 tenki とあります。この tenki が今回作った関数の名前です。名前は変数と同じ要領で付けます。この関数はこの行の次にある { から } の行までです。その間に何が書かれているかというと

alert("晴れ");

と書かれています。ここではこの一行だけですが、関数内には何行書いてもかまいません。そして、この関数を呼び出すと、その中のプログラムが実行されることになります。この tenki という関数を呼び出すと、「晴れ」と表示される、ということです。

では、関数の呼び出しはどのように行うのでしょうか? それは関数名();と書くだけです。つまり、ここでは tenki(); と書けばよいということになります。

では、プログラムの一番最初から見ていきましょう。まず「明日は」と画面に表示します。そして、tenki(); という行が出ています。ここで関数を呼び出しています。そのため、画面には「晴れ」と出ます。そして、プロシージャの実行が終わると元の行に戻ってきて、次の行を実行します。つまり「です」と画面に表示されるわけです。

今までJavaScriptで書いたプログラムは上から順に実行されていきましたが、関数の部分はそのままでは実行されないことに注意してください。関数部分は呼び出しを行わないと実行されません。

☆関数の書き方1
呼び出し方:関数名();
呼び出される関数の書きかた:

function 関数名()
{
	処理
	・
	・
}

このようにして関数を使います。

問題10-1:
入力を行いその内容をそのまま表示するサブルーチンを作ろう。
そして、それを3回呼び出そう。