JSプログラミング最初の一歩 JavaScript

日付オブジェクト

オブジェクトの例として日付を扱うオブジェクトを使ってみましょう。まず、今日の日付を求めてみましょう。

var hiduke = new Date();

new を使ってオブジェクトを作成し、変数 hiduke に入れています。作成するオブジェクトの種類は「Date」、これが日付を扱うオブジェクトです。
日付を表示するにはalertで可能です。

alert( hiduke );

ただし、この場合「Sun Jun 29 21:57:06 UTC+0900 2008 」のような形で表示されます。そこで、日付の年・月・日などを取り出して表示するメソッドとして getYear、getMonth、getDateがDateオブジェクトには用意されています。ただし、月は1少ない数字になるので1足す必要があります。

var str;
var hiduke = new Date();

str = hiduke.getYear() + "/";
str = str + (hiduke.getMonth()+1) + "/";
str = str + hiduke.getDate();

alert( str );

今日から3日後、などを計算するには、日数を秒数に直して足し算を行います。まず、現在時刻をミリ秒単位で求めます。ミリ秒とは1000分の1秒のことです。これは getTimeメソッドを使います。

var hiduke = new Date();
var sec = hiduke.getTime();

そして、3日後のミリ秒数を計算し加えます。

sec = sec + 3*(24*60*60*1000);
hiduke.setTime(sec);

1日は24時間、1時間は60分、1分は60秒なので24×60×60を行い、さらにこれをミリ秒単位にするために1000をかけます。これを3倍したものが3日分のミリ秒です。これを足して、setTimeで再びオブジェクトに設定してやります。


問題11-3:
今日から3週間後は何日かを表示してみよう。