増分を変えてみる
カウンタ変数は増分を ++i とすることで一回の繰り返しごとに 1 ずつ増えていきます。しかし、この増やす値=増分を1以外の値に変えることも可能です。その場合、増分のところの計算式を書き換えます。for( i=1 ; i<=10 ; i=i+2 ) { alert( "こんにちは" ); }
このプログラムではカウンタ変数iの初期値は1、最終値は10ですが、増分が2です。そのため、 i は2ずつ増えていくことになり、5回「こんにちは」が表示されることになります。

以下のように書くと、13579 と表示されます。
for( i=1 ; i<=10 ; i=i+2 ) { alert( i ); }

増分の数式を変更することでカウンタ変数の値を減らしていくことも可能です。その場合、for文の繰り返し条件を表す式も変わってきます。
for( i=10 ; i>=1 ; i=i-2 ) { alert( i ); }
この場合、iには最初に10が入っているので、画面に10が出ます。そして、繰り返し条件はi>=1です。iはi=i-2で2ずつ減っていきますので、カウンタ変数は2減って8になります。画面には8が表示されます。以降、順に 642 と表示されます。その次は0です。最終値より小さくなりますので繰り返しは終了です。
問題7-5
for文を使って、画面に3 2 1の順に表示してみよう。