合計を取る
for文を使うといろいろなことが出来るようになります。たとえば数値の合計です。1から10までの値をすべて合計する、という問題を考えてみましょう。この場合、1+2+3+4+5+6+7+8+9+10 をするわけです。答えは55になります。もちろん、このような計算式を書いても答えは求まりますが、そうではなくfor文を使ってみましょう。
まず、答えを求めるための変数 sum を宣言し、その中身に0を代入しておきます。そして、その変数sumに1から10までを足していきます。
sum = 0; for( i=1 ; i<=10 ; ++i ) { sum = sum + i; } alert( sum );
for文のカウンタ変数iは最初は1です。sumは最初は0ですから0に1を足して、答えをsumに入れますので、sumは1になります。次にカウンタ変数は2になります。sumは1ですからこれに2を足してsumは3になります。このようにして、sumに1から10まで値が次々に足されていきます。
sum i 足した後のsum 0 1 1 1 2 3 3 3 6 6 4 10 10 5 15 15 6 21 21 7 28 28 8 36 36 9 45 45 10 55
最終的に sum は55になるわけです。
問題7-6
1~30までの奇数の合計を表示してみよう(答えは225)。